痛みを伴う治療は危険

痛いと皆さんの身体はどうなりますか?

全身に力が入ってしまいますよね。それと同じで必要以上の強い力や強い痛みを伴う刺激は細胞はロックし動かなくなってしまいます。

逆に痛みの無い心地よい刺激は、身体もリラックスし細胞は拒絶せずに動いていきます。このことから仙骨無痛療法の特徴である、一切痛みを与えずに治療をする方法として瞬間、無痛という形になりました。

仙骨と病気の関わり

数多くの病名や症状がありますが、身体に起こる事で仙骨との関わりが無いものはありません。それは、どのような方にも仙骨が無い人はいないからです。

何だかトンチのような解答に聞こえますが、極端に言ってしまうと人間は、手や足が無くても生きていけますよね。そのようにどんどん身体から生命を維持する為に必要なものだけを残した場合、仙骨を取り除いてしまうと死んでしまいます。

心臓だって取ってしまえば死んでしまうではないかと思われると思いますが、人工心臓の機能でも心臓の代用はでき生命を維持することはできます。

しかし、仙骨はただの無機質な骨のように思われますが、独自の機能を有しています。ですから完全に人工の骨などでの代用はできないのです。

それ程重要な仙骨は、身体を構成する上でもっとも重要な機能の一つです。

その仙骨と病気との関わりは非常に密接です。仙骨に何らかの異常が現れれば、ただちに身体に変化が現れます。

その変化の一つが病気と言われるものなのです。

 

変化が目的

病気とは症状が継続した状態の事であり、一時的に出る症状は病気ではありません。このことから病気とは現状が本来の状態へ変化していない固定された状況であるといえます。

ですから今の状態を本来の方へ変化させれば良いのです。その変化の結果、病気は必要なくなるのです。

病気をやっつける。病気と闘う。のではなく、変化させれば良いのです。

肉体と精神

肉体と精神は密接に関係しています。大ざっぱな見方ですが、精神の器が肉体です。肉体である器が歪めば、精神にも歪みが出てくるのです。

さらに強いストレスや心配事などが継続すると、胃が痛むなど肉体的な変化が現れてきます。このように目に見えない精神的な要素が、目に見える肉体的なものに影響を与えているのです。もちろんこの逆もあります。

まず見える肉体(仙骨)に働きかけているのが、この療法です。仙骨が動き出し整ってくると、精神的な面にも変化が現れます。

身体が柔軟になれば(体の柔らかさではない)、精神も柔軟(軟弱になるのではなく、偏った見方をしなくなる)になります。肉体の自由性が出てくれば、精神の自由性も取り戻すことができるのです。

なぜ一瞬の治療なのか

この治療法の特徴である瞬間・無痛、の瞬間についてのお話をします。

物事を判断する、あるいは決断する時にダラダラと決めていては、必要な時期を逸してしまうことがあると思います。この一瞬の判断で物事が大きく変わったりしてしまいます。

人間の身体に影響を与えることも同じで、ダラダラと時間を掛けることが良いのではありません。物事は既に瞬間に決まってしまっています。ですから余分なものを取り除くと瞬間・無痛という形になりました。

仙骨という全身に影響を与える重要な骨を、それも瞬間に調整することで最大限の効果を発揮することが重要です。

例えば筋肉痛などがあり、丁寧に優しくじっくりとマッサージなどをしてもらえば気持ちが良いのは皆さん想像が付きますよね。

しかし私は、気持ち良くさせる為の治療いわゆる慰安を目的とするものと、病気の根本を治す治療は別だと考えています。このように用途により使い分けが必要だと感じています。

 

仙骨ってどこ?

仙骨は人間の大黒柱である背骨を支える土台で、全身から見た仙骨の位置は人体のほぼ中心です。

また骨盤の真ん中にあり、いわゆる足の付け根に位置しています。

この仙骨には古来より臍下丹田と言われ非常に重要視されているエネルギー球体が有ります。身体の波動はこの球体の中心から仙骨を介して発振され、背骨から脳へと伝わります。この中心が歪むと仙骨をはじめ背骨も大きく歪み、身体のバランスが崩れます。

その結果、著しく身体波動は低下し、内臓や精神までもその影響を及ぼし、病気や症状という形で発生すると考えています。

仙骨無痛療法ではこの中心である仙骨を整え、身体のバランスをとります。

仙骨調整直後より、中心から調和のとれたエネルギーが全身に行き渡り、バランスを崩したり不調和であった内臓や筋肉、骨など各細胞が次々に活性され、自然と調和した人間本来の波動に包まれて行きます。その結果、自然治癒力が次第に発揮され始め、不快な症状は自然に消えていくこととなります。

仙骨を調整することにより、心身ともに健康で快適な状態に変わっていきます。

病気治しの本当の意味

まず初めに、この療法はいわゆる今までの治療の概念(症状を取ることを一番の目的とする)とは異なり、症状の起こる根本に対して調整を施すものです。

症状を取るイコール治る、という図式は果たして本当なのでしょうか?

例えば痛みがあり、病院で痛み止めの注射を打つと確かに薬が効いている間は痛みが無くなりますが、それは決して治ったことにはなりません。

これと同様なことが今まで医療や治療の現場ではずっと行われて来ています。

その症状が出た因子を消さない限り本当に治ったとは言えません。

ですからなぜ症状が出たのか、症状が無かったときとあるときの違いは何なのかが重要といえます。

そこで人体の中心に位置する仙骨という骨に注目しました。この人体の中心である仙骨の歪みや動きが病気や症状と大きく関係があることがわかってきました。

それは皆さんが元気で体調が良いと感じる時の仙骨は滑らかでスムーズに機能し、病気や症状がある時の仙骨は動きが鈍くなるということがはっきりと現れるのです。

症状は人それぞれ色々な違いがあります。

ですから症状を追うことよりも、この仙骨をまた以前のような症状や病気の無かった元気な時のような動きを取り戻すことで、身体はまた元気な状態に戻ることができるようになるのです。

 

このように症状を取ることに主眼を置くのではなく、仙骨という骨を通して元気な時の身体の状態へ戻すことに主眼を置いたのが仙骨無痛療法です。

病気を相手にしない

仙骨無痛療法は、病名により治療法が変わることはありません。何故なら病名を相手にしているのではなく、その病気や症状を持っているあなた自身を変化させなければならないと考えるからです。

そのあなた自身の、最も重要な身体の一部である仙骨に働きかけているのが、仙骨無痛療法です。

元気な時の仙骨はよく動いています。元気じゃない時の仙骨は動きが鈍くなっています。この違いに働きかけ、改善するだけで病気は変化していくのです。

仙骨無痛療法は病気を治すのではなく、あなた自身を癒す療法です。

 

元気な状態とは

元気な時ってどんな状態だったでしょうか?

皆さんは、元気イコール病気や症状が無いと思っている方が多いと思います。しかし、元気な時は一切痛みや症状が全く無いと言うことではありません。それはイメージです。

先程の「変化が目的」で書いたように、症状が継続しなければ病気ではありませんので、たとえ元気だった時でも症状などはあるのです。

痛みや症状があっても、一晩寝て起きたら無くなっていた。昨日痛かったことさえ忘れている。この状態が元気な時です。

元気な時とは症状や現状を回復させ変化させる力がある時です。